L3型 二等潜水艦


L3型二等潜水艦 L3 type second class submarines

八六艦隊計画(大正7年度開始)で3隻が計画建造された中型潜水艦。英国ビッカース社が英国海軍向けに建造したL型潜水艦を国産したもの。大東亜戦争では第二線にとどまり終戦時に残存

主要目

排水量水上 897t, 水中 1195t
長さ全長 76.2m
全幅7.2m
喫水4.0m
機関2軸 ヴィッカース式ディーゼル機関/電動機 2基, 水上 2400bhp,水中 1600shp
燃料重油 98t
速力水上 17ノット,水中 8ノット
航続力水上 7000海里/10ノット,水中 85海里/4ノット
兵装53cm魚雷発射管 4門 (艦首), 8cm/28口径対空砲 1門, 7.7mm機関銃 1挺
乗員48


艦一覧

計画 艦名 建造所 起工 進水 竣工 本籍 略歴 消息 記事
八六(大7)呂号第五十七潜水艦Ro-57三菱神戸1920.11.201921.12. 31922. 7.30 二等潜水艦 (第46潜水艦)横須賀1924.11. 1 改名 (呂号第57潜水艦)
1945.11.20 除籍
八六(大7)呂号第五十八潜水艦Ro-58三菱神戸1921. 2.151922. 3. 21922.11.25 二等潜水艦 (第47潜水艦)横須賀1924.11. 1 改名 (呂号第58潜水艦)
1945. 9.15 除籍
1945.10 処分
清水沖処分時期や場所には異説あり
八六(大7)呂号第五十九潜水艦Ro-59三菱神戸1921. 5.181922. 6.281923. 3.20 二等潜水艦 (第57潜水艦)横須賀1924.11. 1 改名 (呂号第59潜水艦)
1945.11.20 除籍
1946. 5. 8 処分
伊予灘


定員表

昭和17年12月1日改定

職名・官階または職階員数
潜水艦長少佐1
乗組少佐、大尉2
乗組兵科尉官1
乗組中少尉(水)1
乗組中少尉(機)1
機関兵曹長1
兵曹10
機関兵曹12
水兵9
機関兵9
主計兵2
士官4
特務士官2
准士官1
下士官22
20
総計49
  1. 乗組少佐、大尉の中一人は水雷長兼分隊長、一人は機関長兼分隊長、兵科尉官は航海長の職務を主として行はしむるものとす
  2. 在役潜水艦には海軍大臣の定むる所に依り乗組として本定員の二倍以内の乗員を置く
  3. 外洋出動の場合母艦の同伴なきときは乗組として軍医科士官又は看護科特務士官、准士官一人を置くことを得
  4. 本表の外潜水隊に編入せられざる潜水艦には主計兵曹一人を増加す